第13章 12月14日と15日
貰った試供品の
エプソムソルトを
お湯張りが出来たお風呂に入れて。
サーバーのお水を
入浴前にも多めに飲んで置いて。
いつもよりもゆっくりと
時間をかけて入浴した。
お風呂を済ませた後は
多めにまた水分補給をして。
貰ったシートパックをしながら。
髪の毛をドライヤーで乾かした。
私がお風呂に入ってる間に
港斗君から着信があったみたいで。
不在着信になっていたから。
彼に電話を掛けると。
港斗君も家に帰って居た様で。
丁度食事が済んだので、
後はシャワーして寝るだけですよと
そう彼は言っていたんだけど。
『すいません…巴さん。
準備とか練習が無かったら、
巴さんの所…で…、
一緒に過ごしたいんですけど…』
「うん、ありがとう。港斗君。
自分でも…もっとね…
動揺しちゃうかなって…
そんな風に…思ってたんだけど…。
港斗君も、千冬もね…大丈夫って
言ってくれてるから…」
『今度の、土曜日……も…、
何時もの土曜日みたいに…。
巴さんの所に…
そのまま泊っていいですよね?』
確かに…今は生理中で…。
土曜日も…まだ生理だから。
でも…、生理だから泊めませんとか
泊らないでって言うのも…。
それはそれで…おかしな気がするし…。
「う、うん…勿論…。
土曜日もうちに…いつも通り
泊って貰ったら……いいよ…?
その…泊るのは…良いんだけど…」
『あ、…巴さん…、あの…
その辺りは…、だ、大丈夫…です…』
「は…、20日の…水曜日は…
その…、大丈夫…だと…思うから…ッ。
その頃には…もう
生理も…終わってるだろうし…」
……っと、そこまで言って
自分でハッと気が付いたんだけど。
これじゃあ、まるで、
来週の水曜日にはえっちしようねって
自分から言ってる…みたい…だなって。
それもこれも…全部…、
私の12歳年下の彼の
港斗君が…当たり前みたいに…。
ずっと…えっちな事…ばっかり…
したがるから…それが、
当たり前…みたいになっちゃって…。
この4ヶ月足らずに間に…、
随分と…私の中の当たり前が…
変わって行ってしまって居たんだなって。
変わった事は…えっちに対する
考え方とかだけじゃないけど…。