第12章 12月12日の火曜日
私が聞いた話と…ある程度
合致する部分があるから。
あの人の事で間違いは無さそうだけど。
話をしている内に
お互い…顔を見て声を聞いて居たら
段々と安心して気分が落ち着いて来て。
彼が靴をちゃんと脱ぐのを待って。
そのまま…一緒に
リビングのセンターラグの上に移動する。
『その結婚する西崎真希って同期の
彼氏の方にも…真希なんてやめて、
私にしろって言ってたみたいで…。
フリーでも人の彼氏でも既婚者も
お構い無しな感じでしたよ?』
真希と言う名前が
彼の口から出て来て、
全部綺麗に
繋がった感じにはなったけど。
『それより…巴さん…。
お夕飯の前に…巴さんを…
このまま…その…、
頂いちゃったりとか…できますか?』
こちらに尋ねて来る彼の問いに、
巴が首を
縦に振って返事を返した。
「うん…私も…。ご飯よりも、
港斗…君と…えっち…したい…」
『巴さん…、
僕にサービスし過ぎですよ?』
座って居る彼の膝の上に
自分から身体を乗せると。
キスを強請るよりも先に
自分の腕を彼の肩に回して。
巴が自分から…唇を重ねた。
こっちからキスをしていたのに、
キスをしている内に
キスをし合うキスになって居て。
「んっ…ふ…、ぅ…ッ…」
そのキスは…こっちがされるキスに
知らない内に…なってしまって居て。
身体をセンターラグの上に倒される。
「あ、待って…港斗君…」
『待てませんよ?巴さん…
もう…キスだけで…こんなに
なっちゃってるんですよ?
僕を…あんなに…喜ばせて置いて…』
「ちっ…違うの…その待ってじゃなくて…」
こんなになっちゃってると彼が言う、
彼の股間に巴が
自分の手を伸ばして。
パンパンに腫れあがって居る、
彼の怒張に…自分の手を添える。
「私に…させて…欲しい…の…」
そのまま…彼のズボンのベルトに
手を伸ばして、カチャカチャと
音を立てながらベルトのバックルを
…キスをしながら外して行く。
バックルを外して…ベルトを緩めると。
ジジジジィーっと
ファスナーを降ろして行く。
ボクサーパンツを…持ち上げている。
その先端の部分は…色が濃くなって居て。
既に先走りを滲ませている様だった。