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12歳年下の彼に溺愛される話

第9章 やっぱり…いつも通りの土曜日




確かに…最後は…外だったのに…
妊娠したって…妹も言ってたしな…。

「千冬…も…、え、えっと
私の妹…なんだけど…ね?
最後…は外に出して貰ったのに…、
赤ちゃん…出来ちゃってた…みたい…」

もし……、そうなってたら…って。
彼に聞こうか…聞くまいか…と。
巴は…それ以上の言葉を
詰まらせたままで紡げなくなって居た。

『まぁ…僕としては…全然、
さっきのお風呂ので出来てたとしても、
今の…で…出来ちゃってたとしても
別に…、どっちでも良いですけどね』

こっちの方に身体を向けて
腕枕をして無い方の手で
港斗が巴の頭を
よしよしと撫でて来て。

「港斗…君…でも…ッ…」

『まぁ、…あの巴さんが…、
インフルで熱出してた時の
アレで…出来ちゃってても…
僕としては問題ないと言うか……』

「でっ…、でも…港斗君の
ご両親とか…良い顔しないんじゃ…」

出来ちゃった結婚は…
別に今時何にも珍しい事じゃないけど。

私みたいな…いい歳をした…、
36の女と結婚しますって
ご実家に…お訪ねした物なら…。

その年増の女に…
騙されてるのよとかって
怒鳴られちゃっても…
実際年増だし文句は言えない…。

この先…何年…時間が経とうと…。

私と彼の間にある…、

この12歳の年齢差が…

埋まることは無くて。

もっと…遅く…生まれてれば…なんて

そんな…どうしようもない様な。

そんな…事を…偶に割と真剣に…

考えてしまってる時があったりもして。

『巴さん?
どうかしましたか…?
どうせ…また…、こんな風に
付き合うのは良くても、
結婚は…考えられないとかって
そんな事…
考えてるんじゃないんですか?
巴さんは…最初からそれ…
気にしてる感じでしたけど、
僕は…気にしてませんよ?』

そんな風に港斗君は言うけど。

彼が30になった時、私は42な訳で。

彼が40になる頃には…、

その…52になる。

「だってっ…港斗…君…、
港斗君が30になる頃には…、
わ、私…42…になるんだよ?」

『42…って…あれですよね?
40し時って言いますもんね?
今よりも…セックスに積極的になる
巴さんとえっちできるとか
…最高ですよ…ね』


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