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12歳年下の彼に溺愛される話

第103章 彼と私の8月26日



『こちらの…セットのリングの
デザインに近いデザインですと
この中央の大きめのダイヤの
部分をこちらのハートにして…か
もしくは…形はちょっと違うのですが…』

こっちがちょっとイメージを
デザイナーに人に伝えただけで
イメージがドンドンと湧いて来る
みたいな…感じで
あれこれと提案をしてくれて。

サラサラとラフを描いてくれて。

『この指輪と同じ形の
デザインで拘らないのであれば
この様な形のデザインに
ハートを生かしつつリフォームは…』

そのデザインは…曲線的な
流れる水の様な滑らかなデザインで
元々のこの指輪がピンクゴールドで
使ってる金属が少ない細い指輪だから
本体になる結婚指輪がプラチナなので
リング部分の装飾に土台の
ピンクゴールドを使って
指輪の土台は結婚指輪との
親和性を高める為にプラチナにしては
どうですか?と言う提案で。

幾つかデザインのラフをその場で
描いて下さった中の3つに
絞ってお見積りをして下さって。

その金額を提示して下さる時に
デザイナーの方が恥ずかしそうに
していて、どうしたんだろうって
そんな風に思っていたら。

本来なら先に予算の範囲を
お伺いしてからデザインや
アレンジとかの相談をするのが
本来であるのに、この私達が
リフォームをお願いした
ハートの指輪のデザインを
自分が担当していて。

私達夫婦が…この指輪を
リフォームしてまで
一緒に付けたいと思ってくれた事が
とても嬉しくて…と…
そんな風に話をして下さって。

『他にも…ネットで調べたりして
良く名前を聞く様なブランドの
指輪とかも見ていたんですけど。
やっぱり…地元の神戸の
ブランドのが良いねって…。
前に…こちらにお邪魔をした時に
この指輪が…巴っと、
…妻に似合いそうだと…思ったんで…』

こっちを見つめる彼と
旦那さんと目が合ってしまって。

『妻も…気に入ってくれて
この指輪を外してしまうのが
寂しいと…言っていたので…
一緒に…つけられないかな…って』

と…港斗君が…このハートの指輪に
関する話をアンサーの様に
デザイナーの人に返して話して。


「あの…この指輪とは
別件のご相談なのですが…」


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