第102章 ぷち新婚旅行 2日目 神戸ベイサイド
バーカウンターの向こう側に居た
バーテンダーさんが、
シャンパングラスに注いだシャンパンを
私と彼にサービスしてくれて。
隣でカクテルを飲んでいた2人は
どこかへ行ってしまったんだけど。
シャンパンをサービスしてくれた
バーテンダーさんに、彼が
お金を払いますと…話していて
バーテンダーさんが良いんですよと
笑顔でそう…言ってくれて。
その後しばらく、
そのバーテンダーさんと
話をそこでしてたんだけど。
『明日は…丁度大安ですし…
入籍日和になりそうですね…』
『いえ、大安だから明日に
したんではないんです、明日は
僕と…彼女の記念日なので…』
明日の8月26日は、
私と彼の1周年の記念日だ。
『それは…素敵な…お話ですね…
是非とも来年も…、蓮で
記念日をお過ごし頂ければ光栄です』
すっかり…バーカウンターを
占領してしまっていたので
一旦そこから離れる事にして。
プールの端のジェットが噴出して来る
座れる部分に移動して、ブクブクの
ジェット水流を腰やふくらはぎに
感じながらマッサージされて。
彼が中で泳ぎたいと言うので、
中の室内プールで泳いで。
その後は…1階にある大浴場で
お風呂に入って。温泉で
お肌もツルツルのピカピカになって
彼と合流して、また連絡通路を
移動してエレベーターで9階の
オーシャンスイートに戻った。
彼がお代わりのビールサーバーを
電話して頼んでいて。
あのテラスでまだ飲む気みたいだ。
お部屋に戻った頃には…時間は
22時を回っていて。
明日の朝は…お部屋にある
源泉かけ流しのお風呂に入りましょうねと。
テラスのラタンチェアに座って
湯上りのビールを飲みながら話していて。
そう言えば…今日は…もう
後2時間もなくなっちゃってるんだけど。
「明日は朝一番に市役所に行くの?」
『そうですね、そのつもりです。
婚姻届けを提出したついでに
出来る手続きもしちゃいましょうよ。
その後は、オーシャンプレイスの
ブライダルフェア予約してるんで
その後にフラウ行くって感じですね』