第101章 ぷち新婚旅行 1日目 淡路島
私は足がつかない深さだから
この距離を考えたら浅いけど。
ここら辺の場所で遊んでる人は居なくて。
ビーチはこじんまりしてるけど
海に出てしまえばずっと海が
島の周りを一周取り囲んでるのだから
海が狭いなんて事は無いから
狭さは…海に居ると感じない。
ファミリーは波打ち際の
近くで遊んでいるから
ここからは遠目に見える感じだ。
『ここなら…キスしても…
大丈夫じゃないですかね?』
それが目的だったのかと思いつつ。
ちょっとだけね?と言って…
キスをちゅっ…と軽くして
すぐに離したのを追いかけられて。
ちゅっちゅ…とキスをされる。
彼が…こっちの手を……
硬くなってる部分に導いて来て。
流石に海の真ん中で
これ以上の事は出来ないんだけど…ッ。
「んもう、これ以上はダメだってばッ…」
バシャっと…彼に水を掛けると
お返しに水を掛け返されてしまって。
もう…濡れてしまったんだけど…。
『巴も…泳ぎましょうよ』
「顔つけるのヤなんだけど…」
と…顔を付けずに
平泳ぎをして…沖から戻って。
久しぶりにちゃんと泳いだら
海から上がった後のダメージが大きくて。
ちょっと休憩して水分補給して、
その後はまったりと
ハンモックフロートでぷかぷかして。
1時間半ぐらい…遊んで…
早めに切り上げる事にして。
シャワーを浴びて着替えて
私が着替えたりしてメイク直しとか
してる間に彼がテントとかの
片付けをしてくれていて。
水着の女の子3人組に囲まれていて、
何かを話してる感じだったんだけど、
私が戻る前にその3人組は
そのまま彼から離れて行って。
『あ、巴さんお帰りなさい。
こっちの片付け終わりましたよ』
「さっきのあの子達は?」
『ああ、なんか
地元の女子高生みたいでしたよ?
住んでる場所どこですか?とか
今日は淡路に泊るんですかって
そんな事を聞かれてたんで、
泊るのは、妻と一緒ですって答えたら
そのままどこか行っちゃいましたけど』
逆ナンされてたんじゃ??って
そんな風に思うんだけど……。
この北淡室津ビーチからは
目と鼻の先の位置に
連日大行列の予約必須の
幸せのパンケーキのお店がある。