第100章 2024年8月19日~23日
『多賀の浜の手前の、
北淡県民サンビーチでも良いですけど
こっちの方が西海岸の
賑やかなエリアの中心ですし
人が多いかも知れませんねぇ…』
西海岸のサンセットラインを
ドライブする道中にある
別のビーチにしますか?と
彼がそう提案して来る。
北淡県民ビーチは駐車場は無料だけど
台数が凄い少ないからすぐに一杯に
なっちゃいそうですもんね…と。
『尾崎でも良いですけどね…
もう…フロッグスファームの
隣って位の立地ですけどね?
海の家はないですけど、
クーラーボックスに飲み物だけ
持って行って置いたら十分でしょうし…』
「別に私はどっちでも…良いけど…」
『淡路島の海水浴場は…大体…
泳げるの…25日までなんでね
泳げるギリギリの…滑り込みですけどね』
垂水から淡路島の
多賀の浜海水浴場までは
車で50分程度の距離だ。
西海岸のドライブをしながら
淡路サンセットラインと呼ばれる
島の西側の外周沿いの県道31号線を
走りながら行けば、直接行くよりは
30分程移動時間が長くなるコースだ。
『じゃあ、車置けたら…尾崎で泳いで
無理だったら多賀の浜行きましょうよ』
この2つの海水浴場の距離も
目と鼻の先程度で、車で5~6分
距離にして3.5キロほどの距離だ。
『明日の淡路島は晴れの予報ですし
海水浴日和になりそうですね…』
「うん、…淡路島の海綺麗だから…
泳ぐの…楽しみ……ふぁあッ」
と…彼と話をしてる間に
眠くなってしまってあくびが出てしまう。
『明日は…ちょっとだけ…早起きですし
そろそろ、寝ましょうか、巴』
「うん…、おやすみ…港斗」
『おやすみなさい、巴』
ちゅぅっと彼が頬におやすみなさいの
キスをしてくれて、満たされた気分で
23日の夜は眠りに就いた。
ーーーー
ーーー
ーー