第100章 2024年8月19日~23日
『こっちの指輪とも、
後…3日でお別れになっちゃいますね』
「うん、でも…そんな…
長い事…付けてないのに
なんだか…勿体ない感じだけどね」
『ああ、それもあそこの指輪ですし、
あそこでリフォームして貰いますか?』
そう彼が言って来て、
フラウのお店には婚約指輪と
結婚指輪がセットになってて
2本重ねるデザインのもあったから。
今のこの指輪を結婚指輪と
重ねてつける感じに出来ないか
相談しに行きましょうと言っていて。
フラウはオーダーメイドのジュエリーも
お手軽な値段で作ってくれるので。
この指輪も良い感じに
作り直して貰えませんかね?と。
「あ、…これ…ダイヤが3つあるから
あれと…同じ感じにVの字の
3つ…ダイヤが並ぶのに…できるかな?」
『じゃあ、26日に…行きませんか?
どうせその日は市役所に行く日ですし
三宮のショップに相談行きましょうよ
来店予約しておきますよ、僕』
と…このハートの指輪を…
もうつけられないのが勿体ないと
そんな話から、26日の日に
フラウコウベのショップに行く事になって。
この…2万円の指輪の
リフォーム代金…幾らだろうって
そんな事を…考えてしまいつつ。
そんな話をしてる間に
お湯張りが終わったので。
湯船の中に買って来た牛乳を入れて。
牛乳臭いのかと思ったけど
お湯が多いから…そんなに…
牛乳って匂いがする事もなく…。
ポタポタとバラのオイルを垂らすと
お風呂場の…蒸気でバラの
いい香りがバスルームに広がる。
『まるまる1本使っても
そんなに牛乳は感じないんですね?』
髪の毛を洗って、身体も綺麗にして
彼と一緒に牛乳風呂を楽しむ。
『ウルモアとかと
一緒に使いたい気分ですね』
「でも良く考えたらだけど
あれがあったよ、牛乳石鹸…」
『ああ、良い石鹸って事ですか
牛乳もですけど、山羊のミルクの
石鹸とかも売ってますもんね…』
そんな話をしながら、
もたもたと彼の身体にもたれ掛る。
『エステ帰りだけあって
肌…いつもと…違いますね…』
そう言いながらこっちの身体の
肌の感触を確かめる様にして
彼の手が…身体を…這って来る。