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12歳年下の彼に溺愛される話

第92章 彼のお誕生日



『どうして、誕生日
教えてくれなかったんですか?
そんなの変な気を遣わないで
全然、9月だって教えてくれたら
良かったじゃないですかッ。
えっと…今年の…1日は…っと
丁度…9月1日…日曜日ですよ?
だったら、今年は
巴さんの誕生日
一緒にお祝いしましょうよ!』

「いや…ごめん……、その…
もう…誕生日が嬉しい
って年齢でもないし…。
付き合い立て…だったから、
日も無かったから…
その…ッ、言うに…言えなくて…」

彼から返って来たリアクションは
ある意味想像通りではあったけど。

実際…、去年の8月26日から
彼とは成行き的に交際を
スタートさせて、流石に…私も
6日後が私の誕生日だよって、
あの時は言える感じじゃ
どう考えても…なかったけど。


『まぁ…終わっちゃったのは…
今更どうにも…できませんけど…。
でも…来月は…入籍しますし。
晴れて夫婦になる訳ですからね?
んで、9月は奥さんの
巴のお誕生日ですし。
8月も9月も楽しみがありますし…』

自分のお誕生日が終わって
しんみりしてた感じだったのに。
来月の事と…私の誕生日を知って。
彼のテンションは…持ち直したみたいで。

『さ、巴さん…
身体、軽く流してから
そろそろ寝ましょうか…』

「うん…身体…ベタベタ…かも…」

汗もかなり搔いてたし
中出し…されたのも…
そのまま…もう1回しちゃったから
外に零れて来てて…ベトベトだし…。

一緒にシャワーをしてスッキリして
プールの方のクイーンベッドで
イチャイチャしてキスをして。


『おやすみなさい…巴…』

「うん、おやすみ。港斗…」


満たされた…気持ちのままで
その日の夜は…眠りに就いた。



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