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12歳年下の彼に溺愛される話

第90章 古宇利オーシャンタワー



『かなり毒々しいと言うか
凄い…染めたみたいな色ですけど…』

「ヒオウギ貝は…食べられる貝だよ、
主に食用と言うより、
アコヤガイと同じで
真珠の苗床に使うらしいよ?
愛媛の特産だからふるさと納税の
返礼品になってるよ、ヒオウギ貝」

『今度…愛媛に…
ふるさと納税してみようかな?
あの双子呼んで、ヒオウギ貝で
バーベキューしてみたいですね…
これ…美味しいんですかね?
見た目はカラフルな
ベビーホタテみたいですけど…』

そう言いながらヒオウギ貝について
彼がネットで検索をしていて。
身は小さいけど味は濃厚で
ホタテよりも甘みがあるそうだ。

色々な形の貝殻を見ていると
一言に貝と言っても
その種類はこんなにあるんだなって。

『巴さん、こっち
可愛いハートの貝ありましたよ』

こっちこっちと彼が円形の
ショーケースの前で呼んでいて
彼の方へ行くと、ケースの中には
ハートの貝が綺麗に並べられている。

「可愛いね、ハートの貝殻~」

立体的なハートの形の貝は
リュウキュウアオイガイと言うらしく
浅瀬のサンゴ礁の砂地に居る貝らしい。

ここに並んでいるのは
サイズも同じぐらいで
色も白に統一されているが、
他にも茶色や黄色ピンクの色をした
リュウキュウアオイガイもあるらしい。

シェルミュージアムの横には
シェルショップが併設されていて
実際に好きな貝を買う事も出来るし、
貝を使ったアクセサリーもある。

そこでハート型の貝を買って。
貝殻を使ったピアスも売っていたので
自分へのお土産と妹と葵ちゃんへの
そしていつもお世話になってる
美咲さんへのお土産にと4つ
購入しようとしていたら、
彼が私の分は買ってくれるそうで。
港斗君にお礼を言って1つ渡すと、
その残りをレジに持って行った。

お会計を済ませてほくほく気分で
ここのメインである、
オーシャンタワーへと向かった。

タワーの内部は1階は、
この古宇利島の歴史の
資料館になっていて
2階と3階には展望フロアになている。

屋上はオーシャンデッキになっていて、
アクリル板が柵の代わりになっていて
海風を感じながらのパノラマ展望が
愉しめる様なデッキになっているらしい。



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