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12歳年下の彼に溺愛される話

第86章 沖縄旅行 2日目



期待して良いのか
不安を若干煽られつつ…。
東南植物園からしばらく走って。

おんなの駅なかゆくい市場についた。

『ちょっと、買い物して行きましょう』

お土産物も販売されているが
地元の直売所って感じの場所で。
海産物の専門店、泡盛の専門店
他にもかまぼこのお店とか…があって。

お刺身の盛り合わせやら、
お酒やら…色々と買い込んで。
双子にはお土産の泡盛を3本選んで
発送をお願いして
おんなの駅を後にした。

おんなの駅からはほど近い
海沿いではなく、海を見下ろす
恩納(おんな)の小高い丘の上に
今日のホテルは建っていた。

リゾートマンションの様な外観のホテル
ホテルサンセットヒルが…ナビにも
私達の目にも…見えているのに
ちょっと道が入り組んでいて
入口が分かりにくくて…、
ぐるぐると…周囲を回って。

『そうなんですよ……あの時も…
ホテルの入口…分かりにくくて…
ちょっと…迷った記憶があったんで…』

「あ、ここじゃない?入口…」

『あ、ここですね。
…さっきは凄い細い道に
迷い込んじゃいましたけど。
ここは…見落としてましたね……』

ウインカーを出して曲がると
その道が正解のルートだった様で
10分少々迷ってホテルの駐車場に
辿り着く事が出来て、ホテルの建物の
真ん前が駐車場で、近い場所に
レンタカーを駐めさせて貰って。

入口から…見るに
前の尼崎のラブホテルもだけど。
リニューアルして…
6年経っているが
全然、まだピカピカで、
新しい感じがする綺麗なホテルだった。

フロントでチェックインをして、
部屋の鍵を受け取って。
案内をして貰うんじゃなくて
自分達で荷物を運ぶシステムだった。

全室にオーシャンビューの
バルコニーがあって
お部屋の大きさは全部同じなのだそうだ。

港斗君がリゾートマンションぽいと
言っていたのは、エレベーターを
降りてからぐるっと外周を
回る様に移動する廊下で
その廊下部分が外に面していて。

ここのホテルがレジデンシャル感覚
泊るんではなく
住まうを推してるだけあって。
お部屋の中も、IHコンロが1口ある
ミニキッチンが備えてある
コンドミニアムタイプで。


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