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12歳年下の彼に溺愛される話

第84章 7月7日 PM編



そんな風に…この後の時間の
過ごし方を提案してくれて。
一緒に間近に…明石海峡大橋が
眺められる景色と…チャペルを見ながら
ホテルの敷地を散歩する事にした。

散歩をしても時間があったので
夕食の前に、別館の地下にある
大浴場に行く事にしたんだけど。

『このホテル…
めちゃくちゃ広いですね…ッ』

ホテルの駐車場も立体駐車場で
入口からロビーまで階段があったり
広いホテルだなって思ってたけど。
私達が泊まる部屋のある本館から、
大浴場がある別館は…繋がっているが
かなり移動距離がある…。
お部屋のパジャマは寝る様で
旅館みたいな浴衣はないので
服で行って帰って来る感じになる。

大浴場は…綺麗に改装して
リニューアルしてあるみたいで。
建物の雰囲気に反して
ピカピカの大浴場だった。
温泉じゃないらしいけど…
サウナもあってゆったりと
お風呂を楽しませて貰った。

小林サンにはお待たせしてしまって
申し訳ないが、時間を貰って
大浴場にメイク道具を持って行って
崩れた分のメイクを直しをした。

入浴を終えた頃には…夕食の
時間になっていて。本館の最上階にある
レストランで…コースを頂いて…。
その時に…ちょっと…お酒の力も欲しくて
スパークリングワインで乾杯した後に
グラスワインを…2杯…飲んだ…んだけど…。

元々ワイン…にそんなに慣れて無くて
足元を…取られてしまって。

『すいません…小林サン…、
調子乗って…普段飲まない
ワイン…飲んじゃったりして…ッ』

お部屋まで肩を貸して貰って歩いて戻って
ソファに私を座らせると、冷蔵庫の中の
サービスのペットボトルのお水を
持って来てくれて、キャップを開けると
こっちに飲むように促してくれる。

『蛯名さん…ちょっとこれ飲んで
…休憩…した方が……いいと思うから』

『すいません……お水…頂きます…』

ゴクゴクと…ペットボトルの水を
半分ぐらい…一気に飲むと…。
ソファの端に小林が腰かけて、
自分との間にある身体1つ分以上の
その距離が…遠い様な…感じがして。

『そっち…に…行っても…いい…ですか?』

ソファの端と端に座ってる状態で
小林に葵が声を掛けた。


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