第80章 7月1日 秘密の男子会
『でもなぁ…1回…
3Pの味占めたら…なぁ
そうせな…満足できへん
身体なってまうみたいやで?』
『ベランダ…ライトが
女の子とえっちしてて
前のマンションの時は、夜中に
大家さんから電話掛かってきたりとか…』
『ベランダでしたくなる気持ち
…分かるかも…、ちょっとスリルあるし…』
と…つられて…言ってしまって
この前自分が巴とした、
坪庭でのえっちを港斗は思い出して居て。
『ミナト、外とか好きなん?』
『あのてテラスハウスに…さ、
坪庭みたいな庭があってさ。
自分でウッドデッキ設置したんだけど。
奥に人工芝があるからさ…
大きめのプール…買って置くつもり。
ライトとかも買うから…、今度さ
6人で…うちの家でさ、
ナイトプールパーティーしないかなって』
『え?めっちゃええやん、それ
俺らも呼んでぇや…、はい、入って』
新しい建物ではないが、中は
綺麗にリフォームされているので。
玄関を開くと中に入る様に
來翔が、港斗と小林に促して来て。
お邪魔しますと中に入ると
廊下が伸びていて
廊下の奥が部屋になっていて
それまでに右手にある5畳の洋室が
有翔が使っている洋室。
廊下の突き当りには10畳のLDK。
L字型をしたカウンターキッチン。
2人暮らしなので、そのカウンターで
食事も済ませているのだそうだ。
リビングの奥にドアが2つあって。
その片方が来客用の和室で、
片方が來翔が使ってる洋室になっていて。
バルコニーが3ヶ所にある造りだ。
キッチンのカウンターの端に
ビールサーバーが設置されていた。
『ビール飲むやろ?2人共
俺等んとこ、ビールめっちゃ
飲むからホームタップしてんねん』
ホームタップと言うのは、
キリンの生ビールが月に2回
サーバーのレンタル料は無料で
ビールの代金だけで届くと言う
定期購入の様な物なのだそうだ。
家にウォーターサーバーなら
うちのテラスハウスにもあるけど。
これがビールサーバーなのが
この2人らしいと言えば…らしいか。
『缶よりも…やっぱり
サーバーのビールの方が
泡もキメが細かくて美味しいしね…』
そう言いながら有翔が
グラスを4つ出して来て。
それに綺麗に
7:3でビールを注いでくれる。