第72章 淡路島の夜
明日の朝は…早めに起きて
有翔さんのお手伝い出来たらなぁって
そんな事を巴は…花火をしている
大和と港斗の2人を見ながら考えていて。
こっちが貰った花火セットを
ある程度した頃位に2人もこっちに来て。
『これ、しよーや、ドラゴン』
打ち上げ系や噴き出し系の
派手な花火を持って来て。
近くで見る噴出し花火の
迫力に大和も大喜びだったんだけど。
『片付けは?』
炭は火消しつぼに入れて来たし、
コンロは冷めないと綺麗に出来ないし
網は専用の洗剤を入れて
シンクで付け置きしてあると言う事で。
『安心してええで、
花火…まだまだあんでぇ
まぁ、去年の残りモンやねんけどな』
去年のお盆の集まりに
親戚で集まったけど
それぞれが大きい花火セットを
持ち寄ったせいで出来なかった分を
置いたままになってたからと。
追加の花火も持って来てくれて。
皆で浜辺で花火をして、
淡路島での夜を楽しんだ。
花火をし終えて、
ちょっとその辺をお散歩して。
ゴミを持って別荘に戻って来て。
お風呂のお湯張りをしている間に
バーベキューの残りの片付けをして。
大和はその間、リビングの
和室の所で大画面で
YouTubeでちいかわを観て貰って置いた。
隣で一緒に網を洗って居た
來翔さんがちいかわのあの歌を
隣で口ずさみ出して。
外でコンロの片付けをしてる
港斗君も一緒に歌い始めたから
スピーカーと…來翔、港斗、
それから大和も歌い始めたから…
謎のちいかわの歌合唱になってたんだけど。
片付けが済んでから、
カワイイペンギンのイラストが
描かれている
あわじ島アイスを皆で食べて。
『俺等は…あっちの風呂入るし、
自分等3人で風呂入っりぃや』
あっちのお風呂?と言われて
そうか…あっち側の建物にも
お風呂があるんだと気が付いたんだけど。
この建物の屋上に…シャワーブースと
露天ジャグジーあるからそこでもいいし
この下の軒下テラスと繋がる
お風呂もオススメだと言われて。
この建物にも…お風呂…1つじゃないみたい…。
港斗君が3人でこの…メインの建物を
全然見てなかったので、
探検しようと提案して来て。