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12歳年下の彼に溺愛される話

第70章 2024年5月4日



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波の音と…この適度な揺れが…
良い感じに眠気を誘って来てくれて。
ゆらゆらとゆりかごにでも
揺られている様な気分で…
ゆったりと…眠りの底から
意識が浮かび上がって来て目を醒ました。

時間はまだ…2024年の5月4日の
朝の5時を少し過ぎた所で…、
まだ…もう少し…今日は朝ご飯の
支度もしなくていいし…寝て居たいと…。

巴はウトウトと眠りに落ちて行った。

ぺちぺちと…頬を叩かれて
巴が体を起こすと。

『巴ねぇね、おしっこ…ッ』

「うん、おしっこね…一緒に行こうね…」

ガチャと…ベッドルームのドアを開いて
リビングに出て驚いたのだけど。
もう…リビングのソファベッドが
ベッドの状態からソファに戻っていて。

驚いたのは…それだけじゃなくて
そこに居たはずの2人の姿がない…
外は白み始めていて…夜が明けている様で。

そうか…日の出…っ…
あの2人は一緒にあの
屋上にあるフライブリッジから
日の出を2人で眺めている様だった。

『ねぇね、おしっこ…』

「ごめん、大和。おしっこね…」

そんな事を考えて私がほっこりと
和んでいる間に、大和の膀胱は
限界になりつつあった様で。
慌てて大和を抱き抱えて
マリーナの共用トイレに連れて行った。

大和は…4歳だけど、
お出掛けの時だけ夜は紙パンツを
出先の寝具を汚したくないからと言う
妹の考えで履かせている様で。
今は紙パンツ履いてるから
1回分ぐらいは…大丈夫だろうけど…。

大和におトイレをさせたついでに
自分のおトイレも済ませて。
大和が2人はどこだと言うので
上に居る2人に声を掛けたら小林君が
上から大和を引き上げてくれて
ハシゴを登らせてくれて
フライブリッジからの景色を楽しんで貰った。

私も居ないと気が付いたのか
彼も起きて来たので、大和を託して
洗面をしに葵ちゃんと
ホテル棟の方に向かって
服も着替えて…外に出れる支度を整えた。

朝ご飯は7時に…施設の人が
サンドイッチのバスケットを
クルーザーまで運んで来てくれて。
飲み物も…オレンジジュースに
牛乳に、アイスコーヒーと
好きな物を飲めるようになって居た。


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