• テキストサイズ

12歳年下の彼に溺愛される話

第69章 大阪まいしまシーサイドパーク



犬の散歩をさせている人の姿もあって、
思い思いにGWを楽しんでいる様だった。

海に向かってせり出している
半円のウッドデッキの所に、
お洒落な街灯が設置されていて。
このプロムナードの、シンボルになっている。

旅行中は2人きりになる時間は
全然取れないかなって思ってたから。
こんな風にデートしてる気分に
なれるなんて…考えても無かったな…。

『そう言えば…さっき小林君から
何を貰ったんですか?巴さん』

「そうだ…すっかり忘れてたね…
何だろう…これ?」

紙袋の上から触ってみて、
さっきクラフト館で作った
缶バッチだと気が付いた。
袋から取り出すと、私と彼の
特徴を掴んだデフォルメされた
似顔絵が缶バッチには描かれていて。

『小林君の意外な才能…ですよね?
なんか良くある似顔絵屋さんとか
出来そうな感じですよ、似てるし…』

「うん、無くさない様にしないとだね…。
あっちに戻ったらお礼言わないと…」

海沿いの遊歩道の
シーサイドプロムナードから
元居た場所である、複合遊具の場所に戻ると。
木陰にあるベンチで大和が
スポーツドリンクを買って貰って飲んでいて。

『あ、お二人とも、お戻りですか?
今日は、お天気も良いですし、
熱中症になってもいけないので
皆さんにも水分補給をして貰って居ますから』

そう言って周囲を見渡すと、
一緒に遊んでいた子供達も
他所のご家族も休憩をしていて。

『大和君は…もっと遊びたいかもだけど
そろそろ…移動しましょうか…。
予約の時間もあるので…』

そう言って駐車場まで戻って、
車に乗り込んで10分もせずに
辿り着いた先は、大阪北港マリーナ。
ヨットハーバーには沢山のヨットがあって。

『凄いねぇ~。
お船がいっぱいあるよぉ~』

大和もヨットを指差してそう
興奮気味に言って居て。
この大阪北港マリーナでは
マリンスポーツやテニス、
バーベキューやグランピングを
楽しむ事で出来るのだそうで。

『大和君、今からね…
皆でお船に乗るんだよ~』

『お船乗れるの~??』

1時間毎に…乗れるアクテビティが
あるみたいなんだけども…。
彼が、5人で乗れるように
貸し切りで予約してくれていて。





/ 1757ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp