第68章 2024年4月30日~5月2日
『良かったですね…巴さん、
一番人気のお部屋なんで
予約取れてラッキーでした』
彼が言うには…普通に利用するのが
目的ってだけじゃなくて、
昭和の建築物が好きな人とか
コスプレする人が撮影に利用したりとか
本来の?ラブホテルの利用法じゃない
需要もあるラブホテルなのだそうだ。
綺麗でお洒落でセンスがいい
最新設備が整って居る
新しいラブホテルにはない良さが、
レトロラブホテルにはあるのかも知れない。
そんな話をしている内に
お湯張りが出来たらしいので、
一緒にいつも通りに港斗君と
一緒にお風呂に入って、
さっぱりして上がって来て。
洗面をして髪の毛を乾かして、
肌を整えて、水分補給を済ませて
2階にあるベッドルームへと向かった。
ベッドの端に並んで腰を掛けて
プロジェクターライトで、
オーロラを部屋に映して
しばらくの間ゆらゆらと
七色に揺らぐオーロラを眺める。
身体を寄せ合ってキスをしていると
オーロラを眺めるのも忘れて
彼とのキスばっかりになっていた。
『巴さんは…
明日もお仕事ですし…
やっぱり…昨日の今日ですし…
今夜は…1回だけ…とかですかね?』
そう彼がこれ以上先の行為に
進めてしまって良いかと尋ねて来て
巴は下からこっちを見下ろして来る
彼の顔を見上げながら。
「……2回なら…いいよ…」
ガバッと港斗君に抱きつかれてしまって。
スリスリと頬に頬を擦り付けられて。
頬擦りをされてしまう。
『良いんですか?嬉しいです…』
ちゅっちゅっ…と短いキスを
顔のあちらこちらにされてしまって。
「んっ…港斗君…ッ…」
キスをしながら、パジャマの上から
カリカリと両方の胸の先端の突起を
彼の指が弄って来て。
「んんぅ…ふ、…ぁあぁ…んッ…」
『巴さんは…乳首を
布越しにカリカリされるの、
大好きですもんね?』
「あぁぁんッ…これ…好きッ…
港斗君…おっぱいの…、先の所
んあぁ、んっ、き、気持ちい…いッ」
そう言いながら…快感を求めて
自分の腰を自然と揺すってしまって居て。
パジャマの前を開いて全開にされると
ピンっと…そそり立って
刺激を求めている先端を…
指先でピンッピンっと…弾かれた。