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12歳年下の彼に溺愛される話

第66章 先月の話……



『紫苑ちゃんが巴さんに
港斗との事全部…話すって言うなら。
私は…巴さんに…、紫苑ちゃんと
水嶋さんの所のあの双子君と
紫苑ちゃんの話…しちゃっても良いのね?』

後…それから…と…
数人の男性の名前を亜希子が挙げて。

サァっと…紫苑の顔色が
真っ青になって行くのが分かる。

『何で知ってるのって?
ママは…何でも…知ってるわよ…。
紫苑ちゃんは…あの頃は
自分の娘みたいに思ってたし…。
私なりに…色々とね…思う事もあったし…』

口調もいつも通りだし…
表情も…いつも通りだけど…。
港斗君のお母さんが…一番…凄いと感じて。

そろ~っと巴は部屋のドアを閉めた。

『巴さ~ん?サイズは大丈夫かしら?』

そうこっちに声を掛けて来たので、
ここに引きこもっている訳には行かず。
ドアを音を立てて開いて、
亜希子のワンピース姿で外に出ると。

『あら~、私のワンピースじゃ…
お胸の辺りが窮屈そうね…?
巴さん…前にお会いした時よりも
この辺りが…ご成長されてるみたいね?』

そう言えば…最近…いつものサイズのブラが
窮屈だなって感じてたんだけど…、
洗濯してブラが縮んだって思ってたけど…。
自分のおっぱいが成長してた…なんて…。

亜希子さんに釘を刺されたからなのか
その後は…紫苑さんは借りて来た猫の様に
大人しくなってしまって。

大人しくして…黙ってしまえば…
かなり顔面偏差値は高いので。
モデルさんか女優さんかって
言われても納得してしまいそうなほどに
肌も…透き通る様に綺麗で。
際立った顔立ちをした美人さんなのだが…。

『巴さん…お夕飯の支度のお手伝い
お願いしても良いかしら?』

「あ、はい…勿論です…」

キッチンに呼ばれて、一緒に
お夕飯の支度をする手伝いをしたのだが。

『ごめんなさいね…?巴さん。
昔から…紫苑ちゃんは…港斗の事…
自分の所有物だと思ってる感じなのよ…。
港斗は…紫苑ちゃんとの事は
巴さんには…話たがらないだろうし…。
主人も…浩一義兄さんの手前ね…
紫苑ちゃんのする事に…強く言えなくて』

と…私にだけ聞こえる声で
あれこれと説明をしてくれたのだけど…。

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