第63章 ふたりだけの…バスルームにて
トチュ…トチュ…と
亀頭で子宮口を集中して
タップするように小刻みに突かれて。
子宮に痺れるような快感が広がる。
「んあぁあっ…ダメッ…んんっ
イッちゃう…イッちゃうッ
んんぅ、あぁあぁぁあっンんッ!!」
自分の身体の中で…一番感じ易い
場所を重点的に責められて、
巴はまたイってしまっていて。
こっちが…イってるのに、
ピストンを緩めてくれないから
そのまままた…快感が膨らんで来て
2度…3度と…奥でイってしまう。
「あああぁっ…んんっ
はぁ、あぁ、あぁあああ―――ッ!!」
そうなってからの…記憶は…
正直…曖昧だった…んだけど…。
「んんぅ…、あぁ、はぁ…はぁ
あぁ、…う…んんぅ、あああぁああ゛んッ!」
自分が…頭が…変になりそうな位
イって…イって…乱れてた
って言うのは…曖昧ながらに
なんとなーく…記憶には残ってたけど…。
その後…いつ彼が…イッたのかとかは
記憶になくて…、
私は…バスルームに居たはずなのに…
何故か…今は…ベッドルームの
天井をぼんやりと眺めていて。
身体は…ブラは…着けてないけど
ショーツはちゃんと履いてて、
パジャマは…ちゃんと…着てるから。
隣で…寝息を立てている彼が…
終わった後に
…着せてくれたんだろうけど。
廊下を…挟んでて…
ドアも…3枚あるとは言え
あんなに…大きな声で喘いで
イキまくってたら…流石に…、
あの…リビングに居た…ふたりにも…
してた時の声…聞こえちゃってる…よね?
ガバッ…と…巴が…その…
さっきの自分の乱れに乱れてたのを
思い出して恥ずかしくなってしまって
隠れても意味は全くないのだが。
頭から布団をすっぽりとかぶって、
ここから…消えてしまいたい…様な
そんな…恥ずかしくて申し訳ない気持ちで
布団を…被って…居ると…。
ポンポンと…布団の上から
彼が私の頭を撫でてる感じがして。
そっと…被っていた布団をずらして
自分の頭を撫でている彼に視線を向けた。
『巴さん…目、醒めましたか?
さっき…巴さん、イキ過ぎて…
寝落ちしちゃってましたよ?』
「……そ…っそれは…
港斗君が…奥ばかり…するからっ…」