第63章 ふたりだけの…バスルームにて
巴がバスルームの狭い空間に
悲鳴にも近い絶頂の喘ぎ声を、
彼に奥をしゃくり上げる様に
パンパンと…突かれて絶え間なく上げる。
「んああぁぅ、はぁ、はぁ…ぁ…
あぁ、んっ、んっ、んんっ
はぁあぁあああ゛――――ッ!!」
『巴さんッ…、イク……ッ…』
ズン…と最奥まで
一気に彼のペニスに貫かれて。
ゴリゴリと…亀頭を
子宮口に押し付けられながら。
どく…どく…っと…彼の
精液が…ゴムの向こう側に
吐き出されているのを感じていた。
そのまま…ズルズルと…壁に…
背中を預けたままで…
彼に支えられながら
バスルームの床の上に崩れる。
もつれ合ったままで…
求めあう様にキスを交わすと
ぎゅううと…自分の膣が収縮して。
残りの…精液を…彼に
もっと…全部…と強請る様に
彼を…締め付けて搾り取っていて。
『巴…さん……ッ……くッ…』
びくん…っと…自分の中の
彼が…精液を…震えながら
吐き出す感覚に…
更に膣が…締まってしまって。
彼を…更に締め付けてしまう。
『……んっ…巴さん…締めすぎ…ッ…』
そう言いながらも…彼の手が
こっちのおっぱいに伸びて来て
クリクリと…先端の突起を
指先で弄ぶ様に弄られると。
ギュウギュウと…アソコが…
反応して締まってしまう。
「港斗…くん…ッ……
ま…まだ…、したりない…みたい…」
今…終わったばっかりなのに…
身体の芯の熱が…また…ジリジリと
くすぶってる感じが…納まらなくて。
もっと…彼を…感じたい…し
彼が…欲しいと…思ってまう。
『……1回…抜きます…ね?』
もう1回…するんだったら、
このままじゃ…出来ないと…
彼がこっちに声を掛けて来て。
ズルっと…自分の中に
今まであった…その彼の
存在感の様な物が…無くなって。
何とも言えない…寂しさみたいな
物悲しい…気分を感じてしまう…。
いつも…この感覚はあるんだけど。
今日は…いつも以上…に、
その感覚を強く…感じてしまって。
彼の肩に…腕を回して
その感覚を埋める様に
巴が自分から彼を求めてキスをする。
『巴さん…まだしたいのは…
僕も…同じ気持ち…ですから…』