第2章 退屈な日々
ユリ side
朝日が上り、カーテンの隙間から日光が差し込む
あぁ、、、、、、、、、。
朝が来てしまった。
まただ。また自殺できなかった、、、、、、、。
私は首にロープをくくりつけたまま、ため息をついた。
朝になると必ず彼女がくる。
心配させる訳にはいかないのでいやいや静かにロープを隠し、痕が残っている首にファンデを塗り、隠す。
「ゆり!!!!!!!おっはよー!!!!」
朝日と重なり見える彼女の顔がとても眩しい、、、、、、、。
彼女の名は、塚本 秋奈
私はシェアハウスに住んで生活している。
そんな私の住んでいるシェアハウスには同じ中学の同級生がいる。それが秋奈だ。
毎朝私を笑顔で起こしに来てくる子だ。
学校でも明るく裏表のないいい子だと思う。
いつもと変わらない朝を過ごしたあと、秋奈は部活へ私は紅茶を入れる。
今日は新しく買ったアップルティーを入れる。
あっという間に部屋はアップルティーの匂いに包まれた。
ポッチャン
一滴
紅茶がコップに滴る。
退屈だ。