第4章 ゴロツキ
ユリ side
ゴロツキになると決めた私はその日一日はゆっくりと休んだ。
でも翌日からはハードなメニューが続いた。
リオナが考えるメニューはつらいなんてもんじゃない。拷問レベルにまで達していると言っても過言ではない。
普通なら耐えられないと思うが何故かこの世界に来てからは体が軽い。
まぁまぁ動けるのだ。
立体起動もバランスは取れてるし、数日後にはリオナと同じレベルにまで達した。
「行くよ。ユリ」
ここで練習を積むこと3週間
やっと仕事を始める。
正直もうちょい早くやっても良かったんじゃないかなって思うが、リオナは厳しいためそうはいかなかった。
初めて立体機動を使って仕事をした。
もちろん練習はしていたが本番となると少し違う。
でもできる。
本当に空中を飛んでいるような感覚。
楽しい。
兵長も同じ景色を見てたんだ、、、、、、。
人仕事終えて家に戻ろうとした。
でも違和感があった。
「ねぇリオナここって他にも立体機動使ってる人って居る?」
「憲兵くらいじゃないかな?」
立体機動の音が遠くからだがする。
「リオナ。憲兵が来てる。逃げよう」
私達はすぐに細い路地に入り音を立てないよう急いで家に戻ろうとした。
でも、、、、、、、、、、。
「いたぞ!!!!!!!!!二人だ!!!!!!!!」
見つかった。
一瞬見えた服から憲兵だとわかる。
調査兵団でないことに安心を覚える。
でも油断はしてられないため、立体機動をつかい二手に分かれて逃げた。
リオナに5人
私に5人
多い、、、、、、、、、。
撒けるか不安だが予め自分で調べていた場所へ行った。
そこは元々兵長が使っていたところだ。調査兵団に追われたときに使っていた場所だ。
ガスを最小限に使いながらそこをぬけた。
よし
撒けた。
憲兵に見つからないように急いで家へもどる。
家につくとまだリオナはいなかった。
まぁすぐに家に帰ってくるだろうと思い待っていた。
椅子に座り初仕事を思い返す。
立体機動を巧みに使い鳥のように飛ぶ自分の姿。
最高の景色だった。
これからも見れるんだ、、、。
そんなこと考えながら30分待っていると
予想道理リオナが帰ってきた。
でも
頬から血が垂れていた。