第2章 欺く者は男嫌い?!
私が見つけたいい物というのは、、、
「へへっ、ねぇちゃんそんな短いス
カート履いて、誘ってるようにしか
見えないんだけどなぁー」
「そんな事ないです!!離して下さ
い!!」
美希がみたのは、20代位の女の人
に絡んでいる、15歳位の男5、6人
だった。男は、みんな赤いTシャツ
を着ているので、朱雀に所属してい
るのだろう。
でも、いつあいつらの前に出て助け
よう?出来れば、ヒーローみたいに
かっこ良く登場したい!!
「そんな照れ隠しは無用だぞぉー」
「誰かっ!!」
「馬鹿め。こんな、治安が悪くて細
い路地に誰もいる訳ないだろ!」
おお!!めっちゃ、良いチャンス!!
「馬鹿は、どっちだ。」
おお!!我ながら、かっこ良い登場!
「ぁあ?誰だお前?」
「その女を離せ」
「いや、まず人の話し聞けよ、、、
っていうか、それで離すとおもうか?
舐められたもんだぜ!」
「いや、心配しなくても、まずそう
だから舐めないし。」
「そっち?!…チッ、漫才してる場合 じゃねーんだよ 。」
「剛さん!!この男は、下っ端の俺
だけで充分ですから。」
「…そうだな。さっさと殺ってこい
!」
「はい!」