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囚われ欺く者

第3章 キャンプ


海斗SIDE

朝、学校に着いてすぐに智也といつ
も話している廊下に行く。

途中、女子が話しかけて来るのが邪
魔で少しイライラする。

まぁ、いつもの事だけど。

「智也のくせに早いな。」

「今日は、海斗に知らせたい事があ
ったからね。」

「…?なんだ?」

「このメール見てみ。」

智也が見せて来たメールは、見慣れ
ない名前の女からのメールだった。

「誰?こいつ。」

「最後まで読めば分かるよ。」

「…1年か。」

「当たり!」

「いつの間にメアド交換したんだ?
てか、結局誰?」

「美希ちゃんの名前とクラスを教え
てくれた子だよ。海斗は、美希ちゃ
んの態度ですぐに怒って帰っちゃっ
たけど、あの後この花ちゃんも入れ
て各クラス1人ずつの4人とメアド
交換して、恋バナの情報教えてくれ
る事になったんだ。」

「ふーん。」

「聞いといてそれはないだろ。」
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