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囚われ欺く者

第2章 欺く者は男嫌い?!


海斗SIDE

あっという間に、自己紹介だけしか
やらなかった1時限目を終えて今は
休憩時間。

いつもは10分だけど今日だけ30分

の智也にとってはラッキーな事にな
っている。

違うクラスになってしまった智也が
うちのクラスに入ってきたと思った
ら、すぐさま廊下へ連れ出される。

「おい!まだ時間はいっぱいあるか
らそんな急がなくったっていいだろ
!!」

「何言ってんの?見つけるだけじゃ
なくて、少し話して連絡先貰わなき
ゃ!」

「でも、話すんだったら俺は邪魔だ
ろ…」

「いやいや。俺よりもてている海斗
のメアドと交換するのだったら誰で
もぐへぇっ!」

「俺のメアド勝手に悪用すんな。あ
と、お前も充分もててるじゃねぇか
?」

「いやぁー。でも、確実なのはお前
じゃん?なにせ、学年t…はい。
スミマセンでした。悪用しません。」

俺の握り拳で智也の言葉を遮った。


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