第2章 欺く者は男嫌い?!
ピリリピリリッ
朝7時に設定した目覚まし時計が鳴
った。
目覚まし時計鳴ったけど、眠気が襲
ってくる。
いいや、もう一回n…
「美希ー!早く起きなさい!!今日
から学校でしょ!」
「うぅ…はーい」
ベッドから、のそのそと起き上がり
簡単な身支度と朝食を食べて家を出
た。
でも、昨日は久々に良い物貰ったな
ぁー。昨日の事を思い出す度に頬が
緩む。
ーーーーーーー回想ーーーーーーー
男を倒した後、女の人と他の朱雀の
仲間が居た場所を見た。
見ると、女の人だけいて他の男は居 なかった。
まぁ、そうだろうと予想していたか
ら驚きもしなかったんだけど…
絡まれてた女の人は、私と目が合う
こっちに向かって来た。
「あの、本当にありがとうございま
す。」
女の人は、そう言って深々とお辞儀
した。
「いや、俺が自主的にやりたかった
だけなんで、礼には及びませんよ。
それじゃ、俺帰りますね。」
私は、そう言って家に帰ろうとした
が、
「待って下さい!!」
そう言われたので、渋々足を止めて
振り返る
私が本当に男だったら、いわゆる青
春物語だ。
「これ、私が作ったクッキーなんで
すけど貰って下さい!!」
「いや、悪いですから。」
と、結局ずっと続いて私が折れて貰
った。