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ゲスいヤツ
第2章 まじですか!
「…来てしまった」
指定されたお店の入口近くを
ウロウロしていた
スマホの画面を見る
19:50
20時まであと10分
さっきから深呼吸しても
心臓がバクバク鳴ってる
「これから一体なにが起きるの?」
すると後ろから突然肩を叩かれた
「どうしたんだい?」
咄嗟というか条件反射に
返事をしてしまった
「その声はまさか!」
「俺の心はオープンキャンパス
恋の願書24時間受付中」
「ムラセン!」
はっと後ろに振り向くと
ビックリするほどドヤ顔の
村本さんがいた
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