第2章 自慰、首絞め、中出し
日課のロードワーク用のアラームをオフにしてベッドに横になっているを抱き寄せる。
「いたれりつくせりで、ありがとうございます」
「気配りできる系男子なんでこれくらいは朝飯前です」
「くろおさん、あったかい。えへへ」
湯船にゆっくり浸かったからかいまだに温かい体温にすり寄ってきてネコみたいだった。
「えっちってあんなに気持ちいいんですね、びっくりしました。」
「イけてよかったね。」
「でもイクとすごい眠くなる…。」.
「体力ねぇなぁ、ほんとにバレーやってた?」
「やってたもん…!」
布団の中で少し戯れあっていると、限界を迎えたが先に眠りに落ちた。
静かになってしまったので俺も目を瞑る。すぐに眠気がやってきてあぁそういえばアルコール飲んだんだと思い出す。
しっかりとを抱きしめ直して襲いくる睡魔に抗う事なく眠りについた。
身についた習慣とはすごいもので、アラームは切っておいたのに目覚めたのはいつもと同じ時間だった。
渇いた喉を潤すため2本目のミネラルウォーターを冷蔵庫から取り出して封を切る。
音に過敏なのかももぞもぞの起き出してきた。
「わたしも、お水のみたい」
飲みかけのボトルを渡せば抵抗なく口をつけてこくこくと喉をならしている。
こいつはどうやら、寝ぼけていると敬語が抜けるのかもしれない。
ぷはっと水を飲み終えたは目がしっかり覚めたようで「おはようございます」なんて呑気に挨拶をしている。
「そーいやさ、なんでも言う事聞いてくれるって言ってたよね。」
ぎくりと両肩が跳ね上がり、「覚えてました?」と冷や汗をかいている。「私にできる事だけですよ!?」
「ウン。大丈夫。これから定期的に会って。それだけ。」
「それだけですか?」
ぽかんとして聞いてくる
「もっとやばい事言われると思ってました。臓器よこせとか、白い粉を運べとか…」
「ボクをなんだと思ってるの?」
「え、定期的に会うってそんなのお願いにはいります?」
「俺がいいって言ってるんだからいいでしょ。それとも無理難題の方がいい?」
焦って首を振るにじゃあ連絡先教えて、とメッセージアプリのQRをひらく。
電話番号とメッセージIDを交換して「連絡するね」と言えばなんの疑いもない顔で「待ってますね!」と笑った。