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Maria ~Requiem【気象系BL】

第13章 Ephesians4:25


だから身体を動かした。

「翔っ…」

苦しげな声が聞こえたけど、止められなかった。
智にしがみつきながら、上から腰を打ち付けるようにひたすら智の上で腰を動かした。

好きだよって、伝えるために

その間に涙が頬を伝って、首を伝って。
汗とひとつになり。
そしてそれを智の唇が吸い取っていく。

「智…」

ねえ、智伝わってる?
こんなにも俺、あなたのこと好きだよ。

ぎゅっと抱きしめると、智も俺のこと抱きしめてくれる。



ああ…世界が変わっていく



なにもかもがキラキラ光る。
智の汗も、俺の汗も。
すべてがキラキラ光ってる。

「翔っ…もうっ…」

智が俺の身体をマットレスに押し倒した。
そのまま足を抱え込まれ、覆いかぶさってくる。

荒い息を吐き出しながら、また俺達はキスをした。

「んんっ…」

キスしてる最中に、智が腰を大きくグラインドさせた。
そのまま激しく俺のこと突き上げる。

「あっ…さとっ…」

前立腺に智の熱が突き刺さる。
マットレスの上で跳ねるように、快感が走っていく。

「…イクっ…」
「智っ…」


熱い身体は、俺のこと貫いて

そしてその肢体は溶け合って

俺達はふたりでひとりになった


すきだよ
もう離れない




この手を、離さないで




【Ephesians4:25 END】
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