第8章 𝕊𝕦𝕟𝕗𝕝𝕠𝕨𝕖𝕣
《轟side》
お互い少しだけ見つめ合ってから、どちらともなく近付いて再び長いキスを交わす。ただくっつけるだけじゃ足りねぇ…もっと欲しい。
「…ンンッ…ふゃぁ////」
秋月 の顎を持ち上げると唇で唇をこじ開けて、探し当てた舌を舌で絡め取る。ぎこちなさはあるが必死に応えようとしてくれてんのが嬉しくて更に深く舌をねじ込んで、酸欠になるまで離せなかった。
『はぁ…はぁ… 秋月 かわいい』
「っズルい…答えは出してくれないのに」
『何も言わなかったらさっきみたいに縋ってくれるのか…?ならいいかもしれねぇな』
「なにそ…ひど…やっ////」
口横に付着したどちらのか分からない唾液を舐め取ったあと、彼女の細い首筋を上からなぞるように舌を這わせる。いちいちビクンと体を揺らす彼女が可愛くて愛おしくて、とっくに理性なんて吹っ飛んじまってた。
『…これ…爆豪か』
白く透き通った肌に、主張の激しい紅い噛み跡がくっきりと残されていた。一度その部分を指で撫で上げ、唇を落としキスをする。
「!!!いっ…!!!」
酷く嫉妬した。
上書きしちまいたくて、思い切り歯を立てて噛みつく。彼女への所有欲が限りなく溢れて、 秋月 の痛みに震えた声、それさえも自分の心を満たしてしまう
口の中で鉄の味が広がりやりすぎちまったことに気付き、唇を離すと跡の上から新鮮な血液が溢れている。綺麗に舐め取ったあと彼女の唇にそっと唇を重ねる
気持ちがこれ以上ねぇくらい高ぶり、痺れるような泥酔感が激しくなる。内側からもぞもぞと波立つのを感じ、硬くなったそれをズボン越しに彼女の下腹部に押し付け擦り付ける。
『やべぇ…はぁ 秋月 じゃねぇとダメだ、もっと触れてぇ…一つになりてぇ』
「ヤッ…アッ///…それが…はぁ…恋じゃないとしても…?」
涙の潤んだ瞳で切なげに問いかける彼女がいじらしくてその火照った頬に優しくキスをする。
オレはその問いに頷いた。残酷だったんじゃねぇかとは思う。けどお互いの気持ちを考える余裕がなかった。例え 秋月 のいう気持ちじゃないとしても、、
今はただ目の前の彼女を自分だけのものにしたくてたまらなかった。
秋月 から溢れた一筋の光を舌で掬い、もう一方の手を無造作に服の中に突っ込ませる。