第2章 昔々のお話

「餓鬼共、早く行け」

男の人は私達を睨みつけるような目で言った

「真白ちゃん、怖いよ〜」

「とりあえず行こうよ、あの男の人が助けてくれそう」

私達は再び走り出した
その後、美桜家が何者かによって襲撃されたことを知った五条家が美桜家の屋敷に着いたとき、私達が身を隠していたところを見つけられ五条家の人達に保護された
後日、美桜家の人間は私達以外に生き残りがいないらしいここからが新しい暮らしがあって楽しそうなものだと私は思った
それが地獄だと知らずに