第11章 真白の謎
「さーて問題はここからなんだよな〜〜」
玲花は腕を組みながら白髪の子をじっと見た
「うーーん……雪、雪乃、雪香……駄目だ、雪しか思いつかないわ」
環はボソボソと呟く
「……真白」
先程まで黙っていた宿儺はぼそりと呟いた
「え?今なんて……」
玲花は聞き取れなかったようで宿儺に聞いた
「だから真白だ、真っ白な感じだしな」
「宿儺にしては良い考えね」
環は驚きながら言った
「宿儺!!あなた天才ね!!」
玲花は目を輝かせながら宿儺の手を握った
「勝手に触るな」
宿儺は玲花を睨む
「これで決まりだ〜〜ありがとうね、二人共」
玲花は宿儺の睨みに怯まず、環と宿儺に礼を言った
「こんなに軽く決めてしまって良いのかしら……」
環は呟くように言った
「まぁいいだろ、喜んでいるし」
宿儺は喜んでる玲花を見ながら言った
「そうね」