第5章 五条家脱出作戦 〜準備段階〜
「はぁ、今日は楽しかったな〜」
真白は五条家に戻り、足取りが軽かった
「あ、真白丁度良いところに居たわね」
「雪花ちゃん?」
雪花は真白に近づいてきた
「前に言った、五条家から出る話があったでしょ?それなんだけど__」
「ちょっと待って」
(人がいたらまずい……)
真白は雪花の腕を引っ張り、近くの部屋へ入った
「……で、あれは冗談じゃなかったの?」
「そんなことはないよ!!私は本気」
「失敗する予感しかしない……大体、失敗したら怒られるの私な気がする」
「それは……私が上手く話をまとめる」
(これまで雪花ちゃんが話を上手くまとめてめていた記憶がない……)
「案は決まったの?」
「勿論、まずは馬を用意してそこから脱出する、以上!!」
「ざっくりしている案だね」
「そのほうがわかりやすいでしょ?私これを練るまで3日は掛かったわ」
「私でも思いつくよ、その考え」
(雪花ちゃんって意外と馬鹿?)
「それなら早く言ってよ!!」
「でも分家までは距離がある筈、そこら辺が分からない,距離によれば食料が必要」
「分家はここから2日で行けるわ、食料は2日分ね」