• テキストサイズ

呪術千年恋 〜呪いの王に嫁入りします〜

第16章 不思議な夢


「珍しいわね、こんなところに人がいるなんて……」

その声は女の人の声だった
霧のせいか姿が見えない

「!?」

(誰かいるの?)

「あー驚かせたようで悪かったわ」

そう言いながら人影が見え、段々と霧が晴れてきた
そして声の主である人が姿を見せた 
その姿は袴に身を包んだ少女で、紺色の髪を後ろに高く結っていた

「君、凄いものを持っているわね」

少女が真白の姿を見た途端、驚いた表情をした

「えっと……」
 
急に話しかけられて真白が戸惑っていると

「ごめんごめん、まずは自己紹介ね、私は美桜玲花よ」
 
少女は基、玲花は真白の戸惑っている姿を見て、自己紹介から始めた

「え!!お母さん!?」

「え、、、」

真白の呟いた言葉に玲花は戸惑う

「お母さん……」

玲花はぶつぶつと呟いていた

「どういうこと?」

(確かもう死んでいる筈……ということは私死んだの!?)

「うーん……とりあえず君の名前を聞いてもいい?」

(これ……どっち名乗ればいいの?)

真白は一応五条家を出た為、美桜を名乗ろうか迷っていた
 
「私は真白、一応五条家の人間だけど美桜家の人間……だから苗字は好きに呼んでいいよ」




/ 292ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp