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特級不審者、補助監督を目指す

第1章 入学おめでとう





「お前ら席に「ヤガセン!なんでコイツが特別一級なんだよ、わけわかんねぇ!」…悟うるさいぞ座「あたしもわかんねぇ!!」千聡も席につけ。」


はぁぁぁ…


「千聡、悟たちに何も話してないのか?」

「だってあたしも良くわかってないですもん」

「…千聡は、特級監視対象…特監と言われている。ある危惧すべき事情のために、保護も兼ねて高専に入ることになった。また、限定条件下での能力は一級相当であると認められている」

「………」

「へぇ〜あたし監視されてんだ」

「へぇってお前…監視と言っても保護下に置くという側面が大きい。私生活が制限されるようなことはまずないぞ」

「ふむ…伏せられている部分が大きいのが気になりますね」

「我々も未知の部分が大きいからな。様子見も含めての高専入学だ」

「志望は補助監督って言ってましたけど?」

「ああ、そう聞いているが。千聡、希望が変われば術師志望にすることもできるぞ」

「車の…車の免許さえ取れたら補助監督がいいです…(ガタガタ」

「お前の運転とか絶対乗りたくねぇ」

「五条は絶対乗せてやんないから!それに私は90度姿勢で法定速度遵守するタイプだぞ多分!」

「想像したら中々不安だな」

「…私も」

「あたしも不安( ; ; )」

「「「おい」」」



やんややんや。
とにかく、五条とはぜんっぜんソリが合わない日々が続いて…
そんな関係が少しだけ変わったのは、夏休み前、梅雨が明けるかどうかの7月頭のこと。




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