第5章 MENさんの場合
「ねぇねぇ、起きて?」
🐷「んあ……?」
🐷「いや、まだ朝じゃないですがな」
🐷「もう少し寝てから……」
「もう! 起きてってば!」
🐷「なんか体が重い……?」
「起きないと金縛りしちゃうから!」
🐷「あ〜、分かりました分かりました……」
🐷「ってうお?! なんで俺の体の上に女の子がいるんだよ?!」
「あ、やっと起きた!」
「えへへ、びっくりした? びっくりした?」
🐷「ああ、びっくりしたよ……って」
🐷「ここどこだ……?」
🐷「てかあのー、動けないんだけど」
「あたしの声で起きなかったから罰!」
「へへ〜ん、幽霊の金縛りって強いんだよ〜」
🐷「幽霊……?」
「うん! あたし、幽霊なんだ〜」
🐷「こんな幽霊いるはずがない」
🐷「俺はまだ夢を見ているんだな」
🐷「おやすみ」
「あ、まだ寝ちゃダメ寝ちゃダメ!」
🐷「ちょ、叩かないで叩かないで……」
「罰としていっぱいびっくりしてもらうから!」
🐷「はぁ?! 罰?!」
🐷「っておい、ちょっと待てぇ!」
ドドォーン……!!
🐷「なんでいきなり天井が落ちてくるんだよ!」
やっぱりMENさんは鬼畜? になるのでした……☆