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【HUNTER × HUNTER】アナタの奥まで【R18】

第4章 訓練




そんなただのイルミの駒である私をゾルディック家の使用人は良くは思っていなかった

いじめや嫌がらせはしょっちゅうであったが、私は常に生きるか死ぬかの境にいる生き物のためそんな些細な事は何一つ気にしていられなかった


キルアと仲良くしているという噂も出回るようになり、1回キルア、イルミの母親であるキキョウ様から制裁を受けた

いつも通りゾルディック家内を歩き回っていると、キキョウ様と出くわした、と言うよりは彼女が待ち伏せをしていた。


「ただのイルミのモルモットでありながら我が家族のように生活をするとは厚かましくてしょうがない…!増してはキルアに余計な事をするし今日ここで始末してしまおうかしら」


ボソボソと早口で目の前の彼女はそう言った。

この時初めてキキョウ様と対面したのだが、以前からキルアからよく話を聞いていたためこの方がキルアとイルミの母親かと即時に理解出来た

訓練で礼儀作法も習っていた私は何とかその場を乗り越えたのだが、キキョウ様に良い印象は持たれていなかったのは確かである


常に彼女はイルミにバレないように私を殺そうとして居たのは間違いない

まあ、いつかキキョウ様に殺されてしまってもイルミのお母様である為普通に死を受け入れるであろう

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