【HUNTER × HUNTER】アナタの奥まで【R18】
第1章 プロローグ
当時8歳のイルミは任務中ふと思いついた。
才能ある念能力者たちを自身の能力で操り、そしてその者同士性交させ子を産ませる。
そうすることによって能力のある駒を作ることができるのではないかと
そう考え出したらまずは行動のみである
標的たちの首を飛ばしつつもイルミは思考を巡らす
いやでもしかしいつその能力のある者達を見つけ出すのか
いくら任務で見つけると言っても限りがある。
あっそっか、探しに行けば良いんだ
最後の標的の喉元に針を刺し、とどめを刺した瞬間イルミは自身の頭から結論が出た
「よし、探しに行くか」
普段ゾルディック家は任務以外は関係ない人間には関与しないし何もしない事が普通である
しかしイルミの場合別である。
それはイルミは祖父や父親とは違って殺戮思考があるからである。
親父にまた怒られるかもしれないけどまあバレなきゃいいっしょと、イルミは考えた
それからはイルミは任務がてら能力のある人間を見つけては針人間にし、そしてその者たち同士に性交をさせ子を成させた。
たまに召使いを使ったりした
針人間の子は皆身体に異常を持ち失敗作ばかりであったが、能力のある者から産まれた子は才能が受け継がれるという事は確かであった。
幾度か実験を重ねた末、実験を初めて2年後成功作が産まれた。イルミはその子を自力で立てるようになるまで執事に任せた
自力で立てるようになるまでというのは、その子が立てるまで待つということではない。
無理矢理立たせるというのが正しかった。
その子は3ヶ月後自力で立ち、そして歩けるようになった。
普通幼児は早くて自力で立つのに6ヶ月掛かる。
それなのにたったの半分の時間で立てたのだ
流石才能のある子である。
その朗報を聞いたイルミは任務を素早く終わらせその子にあいにいった。
会いに行くと言うよりは確認の方が正しいのだが。
イルミは少しでも失敗作だと判断すれば死、もしくは一生の針人間にするつもりである。