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【KP】BL

第8章 【僕の覚悟、キミの覚悟】






今日は廉と久しぶりのグループ仕事。


「久々やし、飯行かん?」

「えっ?いいの!?廉忙しいのに
 オレと遊んでくれんの??」

「なによ、それ笑」

「え、だって…マジで嬉しいんだけど!
 最近の廉、益々忙しそうだし、
 インスタ見てたらオフも充実してそうだから
 オレからは誘いにくくてさぁー」

「あー、あの写真はストックのもあるしな?
 最近のオフはさすがにそんな遊び歩けんよ…苦笑
 まぁ、けど…忙しいのはありがたいことやし。」


オレ達の仕事は休みがたくさんもらえても
手放しで喜べるわけではないから
忙しい方が精神的にも安定する、みたいな
特殊な仕事で。


もちろん、やりがいはめちゃくちゃあるし、
1回ステージの上を経験しちゃったら
他では味わうことができない幸せで。


だし、オレには好きな人と一緒にいられるっていう
もう1つの特大特典まであったりするし。
ヒミツだけどね…。


廉御用達のごはん屋さんに入って、
いつもどおり美味しく、楽しく食事をして。


廉ってご飯全く作んないくせに
舌はいっちょ前でさ笑


廉が連れてってくれるごはん屋さんは
いっつも美味しいし、オシャレだし
会話も楽しいし、さらっとお会計してくれてるし
なんていうか…廉、モテんだろうなって感じ!


「あぁ、今日も美味しかったぁあ!」

「それはそれは…よーござんした笑」

「うん、めちゃくちゃ幸せ!ごちそうさま!」

「ほいほい。」

「ねぇ、廉って料理しないのに味に敏感じゃん?
ちゃんと料理始めたら美味しく作れそうだよね?」

「ほーん、ワカるとデキるは違うからな笑」

「…そう?」

「そらそやろ笑 じゃあお前考えてみ?
絶対音感ある人が歌上手いかっちゅーと
イコールやないやん。音域も声量やってあるし。

逆によ?楽譜読めんけど
感覚でできる人もおるやん。
海人の憧れとる増田くんとかさ。」

「えっ、増田くんって…そうなの?!」

「…知らんかったん笑 増田くん、そうよ笑
海人って好き好き言う割に結構情報抜けてんのよな笑

こないだも好きな3曲上げるとき
俺にタイトル聞いてきたやん?笑
普通やったらほんまに好きなん?
って、疑われるやつやで笑」

「…ちゃんと、好きだしぃ。。」


なんてむくれる海人、かわええなって思う。
言わんけど。












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