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【KP】BL

第7章 【愛しキミと夜空に咲く花】






「だって、人生で初めての…もしかしたら
最初で最後の花火デートを廉とできてんだもん!」

「…確かに。」

「廉はさ、前に言ってたじゃん。
俺ら青春終わってるって…。」

「…おん。けど…、
終わっとってよかったんかもな。」

「…そーなの?」

「遅れてきた青春、海人とできるやん。
もう俺らしかおらんから
怪しまれんと、ファンの前でさ。」

「…怪しまれてないかは微妙だけどね笑」

「えっ?」

「見て見ぬふりしてくれてるだけかもよ…?」

「えっ?!」
俺から離れてファンを見渡す廉が可愛くて。


「うそ笑 警戒しないで大丈夫だから!
座って見よ?」

「自分、何やねん!」

「ごめんって笑 ねぇ、拗ねないで!笑」

「無理ー。拗ねるわー笑」

「ふふっねぇ…レン?」

「んー?」

「キンプリ、楽しもうね!」


立ち上がって、俺の目を見ながら
自信に満ちた顔で笑う海人には
2人体制のキンプリが始まった頃の
不安の色はもう、なくて。


3人から「脱退したい」って言われたとき
永遠なんてないんやな…なんて思っとったけど


海人とやったらもう一度、
永遠を信じてみんのも悪ないな。なんて…


自然にそんな気持ちが溢れてきて
その気持ちを伝えたくなった俺は
立ち上がって、海人に耳打ちする。


「海人…一緒に幸せになろな?
これからも苦労することはあるかも知らんけど、
10周年も15周年もその先もずっと…
海人と、ファンのみんなと幸せでおりたい。」


俺の言葉に蕩けそうなくらい幸せそうな顔をした
海人は俺の腰を抱き寄せて、永遠を誓う。




3万人の証人と夜空に咲く花の下で
愛しキミと、永遠にともに…。




We wanna always be your King & Prince...










💛Fin🩶




 
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