第5章 【キミに追いつくまでの70日】
1/23廉の誕生日。
4/3オレの誕生日。
今年はうるう年だから71日だけど、
廉がオレと同い年じゃないのは1年間で70日だけ。
「かいつ、今日から俺先輩やから!
まぁ…何でも聞いてな?笑」
「…しゃっす!笑」
今年も先輩風を吹かせる
廉の季節がきたなって…笑
「でも、廉が25ってヤバくない?!笑」
「なっ!ヤバいよな笑笑
俺もビックリしてるもん笑」
「現場でもさ、だんだん
自分が一番年下じゃなくなってくるわけじゃん?
パイセン!そのへんどっすか?笑」
「笑 マジそれな!
いまの現場はさ、お姉さまといいますか、
名だたる先輩方がいらっしゃるわけですよ。
やからこっちもね?
甘えさせて頂いとるわけですけど。
これからは年下のコと仕事することも
増えていくわけやから。現場の空気を
作ってく気持ちでやってますわ!」
「廉、そのドヤ顔やめてw」
「…あかんかった?笑 まぁ、でも、、
四捨五入して三十路にならんとわからんかもなぁ!笑
かいつも70日後にはわかる思うけどな?笑」
「うぜぇわ!!笑笑 この先輩、絡みにくっ!笑」
「笑笑」
…まぁ、オレたちは
相変わらずこんな感じ笑
で、オレたちが年子ってことは紫耀の誕生日以降は
必然的にジン(26)も紫耀(27)も岸くん(28)も
年子ってわけで…
「ねぇ、廉。撮影忙しいと思うけどさ、
いつか時間作ってくんない?
お祝い、したいんだけど…」
「は?別にええやろ笑
1日の終わりにはいつも会えるんやから」
「はい出た!よくないよ?廉。
自覚あるのかないのか知んないけど、廉ってホント
釣った魚にエサやんないタイプっていうか…苦笑」
「エサなんかいらんやろ笑 俺がおるやん」
「廉の良くないとこ、出てるわぁーー笑」
「笑! 良くないとこ出とった?笑」
「出てた。
しかも悔しいのが否定できないとこね…苦笑」
「まぁな!笑 かいつはまだやけど
たけしも海人も俺に夢中やからな笑」
「えっ?あっ、そうなんだ笑」
「そうそうそう。
かいつはまだ俺に夢中やないからな」
「…ちょっと、何言ってんのかわかんない笑」
まぁ、、海人にはわけわからんかも知らんけどな?
俺的に明確なんがあんのよ。
俺の中のかいつは
紫耀に憧れとる海人やから…。