• テキストサイズ

【KP】BL

第32章 【花に想いを】【ソムな関係】






「れん、また秋田だとかウソ言って…苦笑
 ここ、千葉じゃんw」


配信を終えた途端、海人がほっぺを可愛くぷっくりと
膨らませては咎めてきた。


「笑 そんくらいの冗談いいやん
 誰も傷つかんし」

「…まぁ、そうだけど 苦笑」


廉とは冗談を言い合い過ぎて、どれがホントで
どれが嘘かわかりにくいことがある。

円盤とか雑誌ではちゃんと注意書きがつくけど、
こういうのはほぼ、言いっぱなし。


こないだのインタビューでもそう。

突然、オレに手編みのマフラーをプレゼントしたい
とか言ってきた。
編んだことも、編み棒を見たことすらないくせに。


そんな廉からの冗談に廉への気持ちを揶揄われてる
気がして、時折、哀しい気持ちになるようになった
のはいつからだろう。


だからって『好きでもない男子から…』
なんて言っちゃったのはよくなかった
かもしれないけど、
そんなオレの心配は杞憂だった。


現にその日の収録後だって、
全く気にしてなさげだったし。

そりゃそうだ。好きでもない男から
『何で好きでもない男子から…』って
廉案のプレゼントを否定されたところで
ダメージなんか、受けるわけがない。


そういえばいつからか、
廉に何でも話すのをやめた。

前は新しく趣味を始める度にわくわくして廉に
報告してたけど、急に弾けるようになって
驚かせようっていう目論見もあって
ピアノを始めたときは言わなかった。
(結局言っちゃったけど 苦笑)


それにいっつも『今回の趣味はどんくらい続く予定
っすか?w』ってニヤニヤされる
のもおもしろくなかったから。

まぁ…確かに、思いつきでネット注文した電子ドラム
の上には埃がかぶっているし、
デカめのジューサーだってそう。

フレッシュジュース生活をしてみようと
思い立って意気揚々と買ったそれは、
今やキッチンにでんと鎮座しているただの
インテリアに成り下がってしまった。


おまけに…飽き性なクセに折角だったら
いいやつを、とか思っちゃうタイプだから
相当勿体ないことをしてる自覚もある。


だけど、オレは気になったらとりあえず
始めてみなくちゃ好きも嫌いもわからないじゃん
って思っちゃう人間だからそれは
もう、しょうがないなって諦めてる。










/ 292ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp