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【KP】BL

第19章 【やっと、捕まえた〜after story〜】







紫耀と初めての朝を迎えて、
紫耀より早く目が覚めちゃったオレは
隣に眠る紫耀をまじまじと見つめる。


付き合うことになったらなんか…恥ずかしくて。
紫耀の顔をあんまり見れなくなっちゃってたから
取り戻すかのように何日分も見ちゃってる…。


紫耀は…本当に綺麗。


肌だって白くてオレの肌とは全然違うし、
髪だってサラサラで…
オレの硬い髪とは全然、違う。


カラダだって、
逞しい筋肉がなだらかに隆起してて
無駄な肉なんか全然、なくて。


でも、こんなに綺麗な紫耀が昨日は…


オレで、興奮してくれて
オレに、優しくしてくれて
オレの上で、乱れて…




「…声、我慢しないで?海人の声、聴かせて…」


「ヤバっ…めちゃくちゃ可愛い、、
エロい顔も声も、たまんない…」


「…ごめん、優しくしたいけど
無理…かも。」


「かいとっ…ねぇ、煽んないで?」


「ごめん、、ヤバいっ、かも、いきそ…
イッ…て、いい?」


「もっ…無理!かい、とっ…っ」




あんなに余裕がない紫耀、初めて見た…


いつも、悔しいくらいに余裕で、、
オレのことを励ましてくれる紫耀が。


オレの、ナカで…


うわぁん!なんか急に恥ずかしくなってきた!!
たまらずに顔を覆う。


オレ、どんな顔して紫耀と話してたっけ?!
お願い!紫耀、まだ起きないでーー!!




「…ふふっ何してんの?おはよ」

「おっおはっ!おはよ!」

「ねぇ、何で顔覆ったままなの笑
その手外して言ってよ笑」

「むっ無理!!そんなん無理!!
だって、はっ恥ずかしすぎて、、」

「かわよ笑 そんな海人もかわいいけど…」
紫耀がオレの手首を掴んでは下ろして
指を絡ませてくる。


この指が、昨日は…


昨夜の情事が思い出されて
恥ずかしくて逃げ出してしまいたくなる


「世界中で一番最初に今日の海人に逢えた…」

「紫耀、ロマンチストとか聞いてない!!
ズルいっっ!!」

「ふふっ海人、そればっかじゃん笑」

「だって、ズルいんだもん!
オレばっかドキドキさせられて…」


繋いでた手を紫耀の胸元にあてられる。


「…わかる?」

「う、うん…」

「俺も海人が朝からこんなに可愛いなんて
聞いてないし、俺も、海人にドキドキしてる。」




そんな紫耀にオレだって…










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