第15章 【愛情表現が異なる僕らの愛し合い方】
「それにしても…むっちゃ好きやん、俺のこと!」
ガハハと笑う廉に、悔しくなる。
けど、それは本当なので甘んじて受け入れる。
「…マネージャーさんたちに口止めしてたのに
元太経由でバラされるとは…悔しいです!!」
オレの悔し顔でひとしきり笑う廉。
「海人は知られたくなかったかも知らんけど、、
俺はな、俺は…知れて嬉しかったんよ?」
「弱み握った感じの?笑」
「そういうんやなくて…
かい、俺の想いものせて
頑張ってくれて、、ほんまありがとう」
なんて、急に頬を染めてくる廉。
突然きた廉のロマンチックモードに戸惑いつつ
ここで負けてなるものかと妙な闘争心を燃やす。
「まぁ…、それはね?当然ですわ!
廉が無理なときはオレが。オレが無理なときは廉が。
それが…一蓮托生ってやつでしょ?」
「そやな…あと、メイキングのかいつ、
めちゃくちゃかっこよかった…」
「えっ、廉、メイキングも観てくれたんだ!」
「当然観るやろ!!海人のかっこえぇとこの
タイムバーの位置も覚えるくらい、
配信されてからな…毎日寝る前に見とる」
「えっ…ガチ…?」
「……ガチ。
俺のかいと、、かっこえぇなぁって…」
「廉こそ、オレのことめっちゃ好きじゃーん!笑」
「……うん、むっちゃ好き…」
あーー…無理。
このロマンチックフィーバータイムに入った
廉には勝てるはずもないオレは「痛いって笑」
って廉ストップがかかるまできつく抱きしめては
口吻ける。
幾度となく角度を変えて口内を貪りあったあと
蕩けた廉から「今日、合図の日やんな…」
なんて告げられたオレたちは
朝までドロッドロに愛し合って―――
翌日のキントレ収録で
なんか今日、元気なくなーい?なんて突っ込まれて
はにかむしかなかった俺たちは
きっと、ずっと…お互いに夢中。
💛Fin🩶