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【KP】BL

第14章 【小悪魔なキミ】






「まぁ、たしかに、、なんとか犬並みに
 寝起きベロベロのときは…あるけどな苦笑」
なんてことを言ってくるから恥ずかしくなる。


一方の廉はこんなことを言い放ったあとも
飄々としてて。


かと思えば、よくわかんないとこで
トマトみたいに顔を真っ赤にしたり、
廉の恥ずポイントってホンットわかんない苦笑


「ちゅーか…お前こそ、やからな?」
「えっ?なにが?」
「動画!ベタベタ抱きつかれとったやん…」


「えっ、廉妬いて…?」
「ふんっ!なわけあるかいっ!」


『れんー!行くよー!』
「あっ、呼ばれとるわ!ほなね!」
「えっ!?待って待って!
 結局約束してもらってない!!
 道枝くんにイチャイチャしないでよ?!」
「約束はできかねませーん笑 じゃ、またー」
本当にそのまま通話を切られて置いてけぼりにされる。


その後、道枝くんの隣でニッコニコの写真が
廉から送られてきて、
タオルを噛みながら
夜を明かすはめになったオレ。


もちろん廉のことは大好きだし、
オレ達は何があっても大丈夫だって信頼してるけど
廉はこんなふうに時折、
お仕置きしたくなっちゃうことをしてくるから
全然気が休まらない…。


だけど、
それが抜群にいい仕事してくれるのも否めなくて。


とはいえ、限度があるよねぇ…?


とか、そんなことを考えてるうちに
カーテンの隙間から白みがかった光が差して
意識の向こうから聞こえてきた物音の後に
布団に潜り込んできた温もり。


「海人が妬くから朝イチで帰ってきたわ笑
 しゃーなしな!笑」
オレのせいにしてオレの腕の中で幸せそうに
眠りにつこうとする廉。


「…道枝くんの隣でニッコニコだったじゃん、」
「あぁあれ、ええ写真やったやろ?
 気に入ってんの。かわいくなかった?」
「まぁ、今日も可愛かったけど、」
「海人にはかわいい俺、知っててほしいやん?笑」
「とっくに知ってるし笑 けど、一番カワイイ廉は…
 オレしか知らないと思うけどね?」
なんて口説き文句を零しながら廉を組み敷くと
「…一番色っぽい海人のことやって
 俺しか知らんもん…多分な!」
なんて顔を赤らめる。


「多分じゃなくて。絶対、ね?」
耳元でそう囁やけば全身を震わせて淫猥に誘う
可愛すぎる小悪魔からは
もう、抜け出せそうにない…









💛Fin🩶




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