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【KP】BL

第14章 【小悪魔なキミ】






「ねぇ!ねぇ、れぇん!!」
「なによ、」
「…今日どこいた?」
コンサート終わりに楽屋に顔出して、
メシ行こうかって流れのとき
海人からの電話の第一声が…これや。


「なにだんの、」
「知ってる!!」
「知っとるなら何で聞くんよ!
 意味わからんわ笑」


「大吾くんはいいよ?大切な同期だし。
 オレは友だちを大切にする廉が大好きだし、
 前にインライで行けてないって言ってたけど
 行けたんだな、よかったなって思ったし、オレも
 廉が同期と仲を育んでくれるのは嬉しいし!」
「合図送ってもらわないかんからな笑」
「それもそうだけど!笑笑
 それだけじゃなくて、普通に!!笑」
「おん、じゃあ万事問題ないやん」
なんて涼しい顔で(電話だから見えてないけど、
絶対にそう!!)言ってくる廉におこです!


「問題あるから電話してんじゃん!!」
「なによ、もー海人うっさい。
 うるさいから切んで!笑
 俺打ち上げ呼んでもろてるし」
「えっ、えっ?もしかしなくても、行く…よね」
「行くけど?」
「ねぇ、もう…それならせめて約束して!
 道枝くんとイチャイチャしないで!」
「申し訳ない!!それは約束できんなー笑
 みっちーかわぇぇもんなー
 今日のおてふりもなぁ…
 ちょっと、海人にはよう言わんけど
 たまらんかったもんなぁ!!笑」
俺が気になるのわかってて廉はこうやって
煽るんだよ、ひどくない?涙


「ねぇ、ねぇっ?やめて?」
「あぁーー打ち上げ楽しみやなぁ!笑
 打ち上がっちゃうかもしらんなぁ!笑」
「ねぇ、ねぇっやだ!!
 何を打ち上げちゃうつもりなの?!」
「何やろうなぁ??笑」
「…廉が意地悪言う…もう、やだ!!
 距離感バカと付き合うのほんと、ヤダ!!
 心臓が何個あっても足りないじゃん!」


「…ほーん、なら仕事だけの関係に戻る?」
おまけに、オレがそんなことできないの知ってて
廉はこんなこと言ったりすんの。


「無理ーー!!
 そっちのがもっとヤダーー!!」
「せやろ?
 ほんならおとなしくステイしとかんかい!笑」
「うーー…れん、
 オレのこといぬかなんかだと思ってる?」
「思っとるかい!!笑
 いぬとヤるほど暇でも好きもんでもないわ!苦笑」


「だって、だってさぁ…」
オレがそんなふうにうじうじし始めたら
声を潜めた廉が…










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