• テキストサイズ

【KP】BL

第13章 【罪深いのは…】







「「お疲れさまでしたー!」」
収録が終わったあと
お久しぶりの勇斗くんと喋ってたら
結構喋ってたみたいで、廉が居なくなってた。

楽屋かなぁって、戻ってみても廉は居なくて。
マネージャーくんに聞いたら今日は帰りました
だって!


前は速攻帰ってた廉だけど、最近は2人仕事が
最後の仕事のとき、
前もって約束してるわけじゃないけど
一緒にご飯食べてお酒呑んで、
まぁ、気分次第で
その後も一緒に過ごしてたのになぁって…。


“れんー?”
ってメッセージを送ってみたけど既読もつかなくて。


このあとどうしようかなぁって思ってたら
勇斗くんが誘ってくれたから
一緒にご飯を食べに行くことに。


ごはん屋さんへの道すがら
どうせなら紫耀も呼ぼうよって話になって
ダメ元で連絡してみる。


ツアーを控えてるから厳しいかなぁと
半ば諦めモードだったけど、届いた返信は
“ダンスレッスン終わったら行くわ”と意外なもので
棚ぼたすぎる嬉しい予定に浮足立ったオレは
紫耀を持つために勇斗くんと
ひとあしお先にご飯屋さんに入る。


オレが言うのもなんだけど勇斗くんはポヤポヤしてて
のんびり屋のオレはすっごく居心地がいい。


だけど、紫耀を待ってる間も、紫耀と合流してからも
返信はおろか、既読さえつけない廉が気になって。
廉は携帯依存っぽいとこあるし
いつもだったらすぐ、連絡つくのになぁ…。


そんな廉に違和感を覚えながらも
出先で充電切れちゃったのかなーとか、
まだ家についてないのかなーとか、お風呂なのかも!
とか理由を探して自分を納得させようとしたけど、
収録終わって4時間経ったあたりから
さすがに自分を誤魔化すには無理があるよなって…。


腹ごしらえも済んでもう1軒行こうかって
流れのところで「ごめん!!明日早いから
もう、帰らなきゃ!また、誘ってね!!」
と言い残してタクシーに飛び乗る。


タクシーの中から“今から廉の家に行くからね!!”
ってラインを送りつけて、
ポッケの中の廉の家の鍵を確認する。


普段、廉に呼ばれたとき以外合鍵で入ることは
あんまないけど、これは多分緊急事態だから…
仕方ないよね?











/ 172ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp