第13章 蒼炎を夢想する※荼毘

ゆらがイったのを確認すると、荼毘は体を起こしてベルトを外した。

「ゆら…。」

目を瞑って、快楽に身を任せているゆらの顔に触れてキスをする。

大人しいゆらを抱くのは不思議な気持ちだった。

でもそれも悪く無い。

荼毘は舌を絡めながらゆっくりと自分のモノをゆらの中に収めていった。

「…ん…ぁぁ…。」

震えるゆらの声が気持ち良さを伝えてくれる様だった。

「はっ… ゆら…。」

しっかりと濡れたソコは、入ってくる荼毘のモノに吸い付く様に絡んでくる。

つい最近まで純潔だったのが嘘みたいだ。

荼毘はゆらの足を持って、更に奥に押し込めた。

「ああっ奥凄いっ…！」

子宮の入口に当てながら吐くと、ゆらの体が跳ねて喜ぶ様に腰を浮かせる。

「…… ゆら、鎖無くても気持ちいいか？」

ぎゅうっと抱きついてくるゆらに荼毘は聞いた。

「…う…ん、荼毘っ…気持ち良くておかしくなる…っ。」

荼毘なら全てが気持ちいい。

個性の衝動が無くても、目の前の男が欲しくてたまらなかった。

荼毘の腰の動きが早くなると、ゆらの体がビクビクッと痙攣する。

相変わらず、イくことは我慢しない様だ。

勝手にイって荼毘のモノをぎゅうぎゅうに締め付ける。

それを堪えるのはいつも荼毘だ。

「っはぁ… ゆら…少しはコッチに合わせろよ…。」

締め付けるゆらの中に耐えられなくて、動きを止めてもすぐにゆらの腰が動いて荼毘のモノを刺激する。

ちゅう、ちゅっ。

キスをしているだけで、荼毘のモノは確実に射精へ導かれる。