第13章 秀
「井浦くんは私なんて好きじゃないんでしょ?井浦くんは綾崎さんが好きなんだもん‥」
「待てって!話聞けよ!あれはその‥なんていうか‥本音じゃないっていうか‥‥」
「誤魔化さなくていいよ!!はっきり言ってよ!!はっきり言って!!私のことは好きじゃない!!ってはっきり‥言ってよ!!」
「‥お前だって俺より石川がいいんだろ?かっこいいって言ってたし!!」
「確かに‥石川くんはかっこいいとは言ったよ?言ったけど‥」
井浦は頷いた
「石川はいい奴だから!俺が保証する!」
井浦はそういって笑った
「何言ってんの?井浦くん」
「石川にはお前のこといい奴って言っとくから!石川ならお前を幸せに出来る!!石川の事好きなんだろ?だったら俺は応援しないと」