第8章 バレンタイン
「先生!お弁当作ったから食べて」
「また作ったのか?」
「うん!いつかは秀に作りたい‥」
「はやく作れよな?井浦に」
「それまでは練習相手になってね?」
安田はと屋上に向かった
「お前井浦にバレンタイン作んのか?」
「考え中‥‥」
安田は驚いた
「何?その顔!」
「いや‥てっきり作るのかと‥」
「皆の作るから‥秀のも作る‥けど‥喜んでくれるかなって‥」
「平気だろ?お前なら」
はふと空を見上げた
「先生!私が秀に振られたら本当に貰ってくれるの‥嘘じゃないよね?」
「安心しろ!ちゃんともらってやる!心配すんな!その時は幸せにしてやるから」
「はーい!」